NHK「くまもとの風」で放送!
数ヶ月に及ぶ長期取材を経て、ついに12月9日(金)にWING SCHOOLがNHK「くまもとの風」で放送されます。(このブログを書いた段階では、まだ放送されていません。)WING SCHOOLに数え切れないくらい足を運んで、取材・撮影してくださったスタッフさんに心より感謝いたします。
今回の番組で、一番見ていただきたいのは、子ども達一人一人の自分らしく輝く姿です。
なぜこんなに子ども達が笑顔なのか。
なぜこんなに輝いているのか。
なぜこんなに素直に自分の「やりたい!」を表現してチャレンジできるのか。
その姿は、これまでのいろんな学校に関する「常識」を揺さぶり、
本来の学校の役割ってなんだろう?という問いを皆さんに持たせてくれると思います。
学校って、こんなに楽しく毎日通える。
学校の勉強ってわかりやすくて楽しい。
子どもでも自分たちの企画運営で楽しいイベントを実現できる。
お金だって稼げる。
子ども達は、全員「自分らしさ」という天才性を持つステキな存在です。それを思う存分発揮して輝くことが、彼らの「幸せな未来」へ繋がり、よりステキな世界を築き上げていくことになると感じています。
WING SCHOOLに集う73名の子ども達は、全員最低1日から長い子で1ヶ月以上の体験を経て、「WING SCHOOLに通いたい!」と選んできてくれた子ども達です。
前の学校で成績優秀な優等生だった子もいれば、
学校に馴染んでいなかった子もいれば、
海外からの帰国子女やハーフもいれば、
東北の震災をきっかけに熊本に移住してきていた子もいれば、
関東・関西から入校するために引っ越してきた子もいれば、
他県から新幹線・高速バスで毎日通ってくる子もいれば、
月曜〜金曜まで熊本にいて週末に県外に帰る子もいれば、
本当に様々な背景の子ども達が選んで通ってくれています。
そんな様々な子ども達が、なぜWING SCHOOLに通おうと思ったのかも一人一人違っています。
「WING SCHOOLで受けた授業がとっても面白かった」
「川で泳いだのがとても楽しかった」
「みんなが楽しそうにしていたし自分も楽しかった」
「プロジェクトでやっていることが凄くて自分もやりたかった」
「みんなが話している内容から伝わる意識の高さや、先生達の雑談のレベルの高さに驚いた」
「みんなの笑顔がとても良くて優しかった」
「海外で受けてきた教育がここでなら繋がると思った」
「給食がオーガニックでとても美味しかった」
でも、一言で言うと
「空気感が自分にあった」
ということだと思います。
2016年に法律が変わり、2019年に文部科学省も各都道府県教育委員会に通達を出し、オルタナティブスクールはどんどん広がっています。
WING SCHOOLは熊本市をはじめ多くの市町村で出席扱いになっています。
WING SCHOOLでの成績を、指導要録に転記してくださる学校も増えてきました。
オルタナティブスクールやそこに通わせる保護者さんに補助金を出す自治体も出てきました。
オルタナティブスクールは、もはやレストランを選ぶかのように気楽に選べる教育の新たな選択肢になってきました。日本全国を巡り、自分たち親子に合った教育空間を探しておられるご家庭も珍しくありません。
オルタナティブな教育空間で過ごす子ども達が、やがて日本社会をより良い姿に変革していくイノベーターとして輝く日も近いと感じています。
今回のNHK「くまもとの風」の放送を通して、多くの方々が新たな時代を築くオルタナティブな教育のうねりを感じていただけたら幸いです。
(善さん)